電磁波過敏症になっている方は対策が必要です。

『電磁波過敏症』は、アレルギー疾患の一つと考えられています。
電磁波との因果関係、詳しい原因は未だ判明しておりませんが『携帯電話を使っていると頭が痛くなってくる』、『パソコンを長時間使用していると発疹が出て来る』、『熱くなってくる』、または、『高圧送電線が付近に在る場所に居引っ越してから、めまいや吐き気が起きるようになった』など、実際に症状が出て、生活に大きく支障をきたしている方もいらっしゃいます。
また、一度発症してしまうとなかなか完治が難しいです。特に自宅で落ち着かない等の場合には、ストレスが溜まりゆっくり休む事もままなりません。
電磁波の対策をいくつか説明して行きます。

Point1

住んで居る場所、及び周辺環境について

あなたの住んで居る自宅周辺には、『高圧送電線』、『変電所』等の電力施設は在りませんか?
アメリカ等の諸外国では、これらの施設を建設する場合には高圧線から幼稚園までの最低距離が出されており、距離を取る事が重要とされています。高圧送電線から300m以上の距離を取ることにより人体に影響は無いとされています。
また、自宅付近に在る電柱には、変圧器が取り付けられている場合があります。
この変圧器も強い電磁波を発生しており、大変注意が必要です。

現在、携帯電話・PHSの基地局は全国で80万塔以上、建てられています。昨今の国内においては、何処に居ても携帯電話が繋がる便利な世の中になっています。この携帯電話の基地局は、国が定める『電波防護指針』によって『人体に悪影響を及ぼさない基準値以下』という数値になっていますが『国際がん研究機関(IARC)は2011年5月に電波には『発がん性があるかもしれない』という評価をしております。長期的に住む環境と考えれば、高圧送電線と同じく300m以上離れた所に住むのが人体に影響が少ないと考えます。

Point2

住居内について

家庭内で使用されている殆どが電磁波を発生させます。例え使用されていない状態であっても、コンセントが刺さっている状態であれば、コンセント、及びコードからも電磁波は発生します。
使用しない電化製品はコンセントを抜いておきましょう。

電磁波を利用して使用する機器(IH調理器など)は、強力な電磁波が発生します。使用している場合は一度、低周波電磁波測定器で確認してみるか、代替えの機器が有れば変更をお奨めします。IH調理器を検査で電磁波を測定する場合、IH調理器から30cm離れた所で測定しております。それを踏まえ、特に妊娠している女性の方が使用する場合は30cm離れて使用するのが好ましいと思われます。

また、寝室にはTVやパソコン等の家電製品は極力置かず、移動出来ない場合には頭部をその機器から離れた場所で就寝すると良いでしょう。
先にも述べた様にコンセントが刺さっているコードも身体から離して置くと影響を受けません。